イスタンブール観光

イスタンブールは今タクシム広場での暴動で毎晩ニュースになっていますが、
私達がいる間は平和的にデモが行われているだけで、特に不便や危険を感じることはありませんでした。

日曜日には新市街のメインストリートに沿ってデモ隊が歩いているのがわかりました。
誰が音頭を取っているというわけでもなく、タクシム広場方向にダラダラと人が歩いているっという感じ。
メッセージを書いたプラカードを持っている人もなく、家族連れが買い物に来たついでにデモに参加しているっという、緊張感があまり無い人達でした。
私達が去って以降政府の対応がますます厳しくなっています。

それはさておき、イスタンブールでは色々と観光しました。


まずはブルーモスク。今もモスクとしての役割を果たしており、
ムスリムと一般客の入口は異なります。
モスクでの作法としては、先に手、顔、足を外の水道で洗ってからモスクに入ってお祈りします。
ところが、一般客は露出が多い服装を注意されるだけで、体を洗う必要が無いので、
美しいタイルのブルーに圧倒された次に気が付くのは足の匂い。
毎日何千人、年間何万人という人が裸足で出入りするカーペットというだけでも・・・・

人気の比較的少ないエリアに床座りして、美しいモスクの内部をじっくり観察。
タイル張りが本当に美しいモスクでした。
滞在中2度も足を運びました。

次はアヤソフィア


3分の1が改修作業の為隠されていたのは残念でしたが、
2階にあるモザイクは一見の価値あり。
私はモザイクファンなのでその保存状態の良さに感動しました。

地下宮殿はアヤソフィアのすぐ近くにあります。
公衆トイレのようなこじんまりした入口の下に広がるのは、この広い空間。

東ローマ帝国時代に貯水池として建築されました。
薄暗い照明と黒々とした水に私は薄気味悪さを感じましたが、
ムード満点の宮殿と言えば、そんな気もします。

今回特に言って良かったなーと思っているのは、カーリエ博物館。

14世紀のモザイクが綺麗に残されています。
音声ガイドを使って、モザイクのひとつひとつについて説明を聞くと、
その美しさだけでなく宗教的背景、当時の政治の様子がわかり面白かったです。
中心からは少し離れているのですが、お勧めです。