Story of Mammographers

放射線技師の仕事に関する話なので、技師でない人にはつまらない話かも、と前置きします。

私はMammographyを自分の専門に選びました。
日本にいる間にMammographerの資格も取りましたが英国に来た為に更新しなかったので、
いつか自信がついたら1年のコースに通って、こちらのMammographer資格を取りたいなーと思っています。

先週新しいMammographerがうちの病院に加わりました。
最初からMammographerになり、一日60人(!)、患者一人につき4分っという驚異のマンモ検診センターで働いていたっという彼女。
そしてPositioningはPerfectのオンパレード!。
自分の写真にもとても厳しく、動きに無駄が無い!
私,感動しました。
素直に、この人のテクニックを学びたいっ!と思いました。

日本人に比べて体格に個人差が多く私はIMFが上手く出せずに、こちらに来てから同僚の撮影法を各種試してきました。
それでもIMFはやっぱり上手く出せず「患者が太っているから」と言い訳して目を瞑ることが多いです。
そんな中、彼女はIMFがスッキリしている!
コツを聞いてみたところ、ディテクターから離れて立つこと。
そしてお尻を突き出させること。

講習会に行くと「今までに習ったことは全て忘れて、今から教える私のやり方に従いなさい」と教えられます。
それは日本も英国も同じ。
彼女のテクニックを見て、私の同僚も「立ち位置が間違っている」と言ったりしますが、結果が全て。
自分に合ったテクニックを見つけて、パーフェクトを撮り続ければ、それで良いわけで。

彼女に見てもらって、患者を何人か撮影しましたが、こぶし1つ分もディテクターから離れて立たせるっというのは、なかなか勇気がいるものですね。
それに、ディテクターに患者を押し付けるように撮影してきた私にとって、お尻を突き出させるなんて、スリムな日本人を撮影する場合には考えられない事。
長年やってきたテクニックを修正するのはなかなか難しいのですが、同時にワクワクもしています。
新しいことを学ぶ楽しみとでも言いましょうか。
もっと上手くなれる、という気がして嬉しくなりました。

最近スランプでっという話を何人かにしたと思いますが、
これをきっかけに抜けられたらいいです。