HCPC

明けましておめでとうございます。
皆さん、クリスマス・お正月は楽しく過ごしましたか?
こちらに来て7年が経ちました。
時が経つのは本当に早いですね。

先日、J大病院元同僚/先輩からこちらの状況を記事にして欲しいと依頼があったものの、投稿先がMRIに情熱を捧げる技師向けのブログだった為、控えさせていただきました。
技師話は色々とあるものの、最近あまり書いていなかったなっと思い直し、今年は技師話をもう少し盛り込みたいと思います。

こちらの医療系資格は Health and Care Professions Council(HCPC)という第三者機関によって管理されています(医師・看護師除く)。
http://www.hpc-uk.org/
アイディアとしては資格所得者のクオリティーを保つ、雇用者が有資格者かどうか事前に確認できるなどです。
日本とは違い2年更新制で、2月は放射線技師の更新月。
更新を忘れると資格が仮資格になり、仮資格のまま3年経つ、あるいは3年以上臨床を離れると資格が完全に失効します。
そういうわけで、更新はとても重要です。

一方、私が去年取得した乳房撮影技師の資格については更新制ではなく、技師免許がある限り失効しないので、日本とは真逆です。
面白いですね。

日本の放射線技師の資格と大きく違うもう一つの点は、放射線治療。
放射線技師と放射線治療技師は大学の段階から全く違うコースなので、異なる資格です。
その点、日本の放射線技師のカバー力は本当に素晴らしい。
レントゲンだけでなく、CT, MRI,カテ室、超音波、マンモ、核医学、治療と全て経験済みっという人もいるのでは?
部内勉強会や学会など精力的に参加して、意識の高い技師さんが多いのは今でも忘れません。
こちらは家庭優先。
勉強休暇が与えられるならともかく、休みを返上してまで学会に参加しようっという人はあまりいないと思います。
個人的には会ったことがありません!
実際、英国内の技師向けに行われるイベントや学会は平日です。
仕事とプライベートの区切りがハッキリしていると言えるでしょう。

4月は学会の季節ですね。
発表される方は準備で忙しいでしょうか?
頑張ってくださいね。